CanonインクジェットプリンターG5030とG3360。同じインクジェットプリンターのこの2機種について、5つの基本機能(サイズ・重量/印刷速度/解像度(画質)/静音性/印刷コスト)別に違いを詳しく比較しました。
それぞれの発売時期と価格帯は以下の通りです。
G5030 | G3360 | |
本体写真 | ![]() | ![]() |
コンセプト | 大量プリントに便利。特大容量タンク搭載スタンダードプリンター。 | メンテナンスしやすく安心の使いやすさ。特大容量タンク搭載エントリー複合機。 |
発売時期 | 2019年6月 | 2020年11月 |
価格帯 | 29,000円前後 | 32,000円前後 |
最初に結論。G5030とG3360の主な違いは10点。
- コピー機能 G5030:無し、G3360:有り
- スキャナー機能 G5030:無し、G3360:有り
- 印刷時の消費電力 G5030:21W、G3360:15W
- サイズは横幅・奥行き・高さそれぞれ違い、一長一短
- 重量 G5030:約6.5㎏、G3360:約6.4㎏
- 自動両面印刷 G5030:有り、G3360:無し
- 給紙方式 G5030:後トレイ/カセット、G3360:後トレイのみ
- 印刷速度はG5030の方が速い
- 本体寿命はG5030の方が長い
- インクコストはG3360の方が安い
まとめると、コピーやスキャナーは必要ない、一度に大量の印刷をすることが多い方は本体寿命の長いG5030、コピーもスキャナーも使用する、日常の使用頻度も多い方はインクコストの安いG3360がおススメです。
スペック比較と各機能別の着目ポイントを載せていますので、以下ご覧ください。
▼G5030がおススメな方▼
- コピーやスキャナー機能は必要ない
- 一度で大量に印刷を行う
- 印刷速度はできるだけ速い方が良い
- 本体寿命はできるだけ長いものが良い
- 両面印刷の頻度が多い
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▼G3360がおススメな方▼
- コピーもスキャナーも必要
- 印刷速度はほどほどでよい
- 両面印刷は頻度が少なく、手差しで対応できる
- 消費電力は少しでもおさえたい
- インクコストはできるだけ安くしたい
▼G3360はこちら▼
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それぞれの機能や特長を5つの基本機能(サイズ・重量/印刷速度/解像度(画質)/静音性/印刷コスト)別+その他機能で詳しく比較していますので、参考にしてください。
G5030とG3360の機能の違いを比較
サイズ・重量 ~横幅・奥行・高さ・重量それぞれ違いがあります~
G5030 | G3360 | |
サイズ (横幅×奥行き×高さ) | 【外形寸法(収納時)】 約403×369×166(mm) 【排紙トレイ展開時サイズ】 約403×695×356(mm) | 【外形寸法(収納時)】 約445×330×167(mm) 【排紙トレイ展開時サイズ】 約445×555×238(mm) |
質量 (プリントヘッド、インクを含む) | 約6.5kg | 約6.4kg |
サイズについては、トレイ収納時は高さはほぼ変わりませんが、横幅はG5030、奥行きはG3360が小さいです。排紙トレイ展開時は横幅はG5030、奥行きと高さはG3360が小さいです。また、重量はG3360の方が少しだけ軽いです。
印刷速度 ~G5030の方が速いです~
G5030 | G3360 | |
プリントヘッド | 【各色ノズル数】 C/M/Y×各384ノズル、顔料BK×640ノズル 【総ノズル数】 計1792ノズル | 【各色ノズル数】 C/M/Y×各384ノズル、顔料BK×640ノズル 【総ノズル数】 計1792ノズル |
A4普通紙 | 【カラー】 約6.8ipm 【モノクロ】 約13.0ipm | 【カラー】 約6.0ipm 【モノクロ】 約10.8ipm |
印刷速度はG5030の方が速いです。
※ipmとは、1分間に何枚印刷できるかを表す単位です。A4普通紙カラーで比較すると、G5030は1分間に6.8枚、G3360は1分間には6枚印刷できるということになります。
解像度(画質) ~違いはありません~
G5030 | G3360 | |
最高解像度(dpi) | 4800(横)×1200(縦) | 4800(横)×1200(縦) |
画質に関しては差はありません。
静音性 ~G5030の方が少しだけ静か~
G5030 | G3360 | |
稼働音 | 約50.5dB(A) | 約51.0dB(A) |
稼働音はG5030の方が少しだけ静かな数値になっていますが、ほとんど差が無いといってよいでしょう。
印刷コスト ~G3360の方が安い~
G5030 | G3360 | |
インク | 4色(特大容量タンク) | 4色(特大容量タンク) |
対応インクボトル | GI-30PGBK/GI-30C/GI-30M/GI-30Y | Gl-31PGBK/Gl-31C/Gl-31M/Gl-31Y |
L判フチなし写真のインク・用紙合計コスト (税込) | 【キヤノン写真用紙・光沢 ゴールド】 約6.2円 | 【キヤノン写真用紙・光沢 ゴールド】 約6.2円 |
A4普通紙のインクコスト(税込) | 【カラー】 約1.0円 【モノクロ】 約0.5円 | 【カラー】 約1.0円 【モノクロ】 約0.4円 |
インク代目安 | GI-30 4色セット (GI-30 BK/C/M/Y) 6,435円 | GI-31 4色セット (GI-31 BK/C/M/Y) 6,400円 |
印刷コストは、カラー印刷では同じですが、モノクロ印刷ではG3360の方が安いです。また、インク代もG3360のGI-31シリーズの方が少しだけ安いです。
▼ソフトでもインク節約設定できます▼
その他機能
その他機能面での違う部分と、コピー、スキャナーの基本仕様と違いについてです。
その他機能・仕様面 ~給紙方式・消費電力・本体寿命に違いがあります~
G5030 | G3360 | |
使用可能用紙サイズ | 【後トレイ】 A4、A5、B5、レター、リーガル、洋形封筒4号/6号、長形封筒3号/4号、商用10号封筒、DL封筒、はがき、郵便往復はがき、名刺、L判、KGサイズ、2L判、六切、スクエア(127mm)、スクエア(89mm)、ユーザー定義サイズ(幅 55mm~215.9mm、長さ 89mm~676mm) 【カセット】 A4、A5、B5、レター、ユーザー定義サイズ(幅 148mm~215.9mm、長さ 210mm~297mm) | A4、A5、A6、B5、レター、リーガル、洋形封筒4号/6号、長形封筒3号/4号、商用10号封筒、DL封筒、はがき、郵便往復はがき、名刺、スクエア(127mm×127mm)、スクエア(89mm×89mm)、六切、2L判、L判、KG、7″×10″、ユーザー定義サイズ(幅 55mm~216mm、長さ 89mm~1200mm) |
使用可能用紙種類 | 【後トレイ】 普通紙、光沢紙、マット紙、郵便はがき、インクジェット郵便はがき、インクジェット光沢郵便はがき、郵便往復はがき、当社純正はがき、封筒、シール紙 【カセット】 普通紙 | 普通紙、光沢紙、マット紙、郵便はがき、インクジェット郵便はがき、インクジェット光沢郵便はがき、郵便往復はがき、当社純正はがき、封筒、シール紙 |
マルチトレイプリント | 無 | 無 |
自動両面プリント可能用紙 | 有 | 無 |
プリント必要マージン (カット紙) | 【フチなしプリント時】 上下左右:0mm (対応用紙サイズ:A4・はがき・名刺・レター・L判・2L判・KGサイズ・六切・スクエア(127mm)・スクエア(89mm)) 【通常時】 上端:3mm、下端:5mm、左右:各3.4mm(レター・リーガルは左:6.4mm、右:6.3mm)、洋形封筒4号/6号・DL封筒・商用10号封筒は上端:8mm、下端:12.7mm、左右:各5.6mm(長形封筒3号/4号は下5mm)、スクエア(127mm)は上下左右6mm、スクエア(89mm)は上下左右5mm 【自動両面プリント時】 上端:5mm、下端:5mm、左右:各3.4mm(レター・リーガルは左6.4mm、右6.3mm) | 【フチなしプリント時】 上下左右:0mm (対応用紙サイズ:A4・レター・はがき・名刺・L判・2L判・KGサイズ・7″×10″・六切・スクエア(127mm)・スクエア(89mm)) 【通常時】 上端マージン:3mm、下端マージン:5mm、左右マージン:各3.4mm(レター・リーガルは左:6.4mm、右:6.3mm)、洋形封筒4号/6号・DL封筒・商用10号封筒は上端マージン:8mm、下端マージン:12.7mm(長形封筒3号/4号は下:5mm)、スクエア(127mm)は上下左右:各6mm、スクエア(89mm)は上下左右:各5mm |
給紙方式 | 後トレイ/カセット | 後トレイ |
給紙可能枚数 (最大積載枚数) | 【普通紙】 後トレイ100枚/カセット250枚 【郵便はがき】 40枚(後トレイのみ) | 【普通紙】 100枚 【郵便はがき】 40枚 |
液晶モニター | 2行液晶 | 2行液晶 |
主な付属品 | セットアップ用インクボトル一式(BKは2本)/セットアップCD-ROM/設置・基本操作マニュアル(紙) | セットアップ用インクボトル一式(Bkは2本同梱)/セットアップCD-ROM/設置・基本操作マニュアル(紙) |
消費電力 | 【コピー時(USB接続時)】 約21W 【待機時(USB接続時)】 約0.8W | 【コピー時(USB接続時)】 約15W 【待機時(USB接続時)】 約0.7W |
普通紙耐久枚数 | 【A4普通紙】 60,000枚 | 【A4普通紙】 48,000枚 |
G5030は給紙方式が後トレイとカセットを備えています。また、自動両面プリント機能もあるのがG5030の強みです。逆に消費電力の面ではG3360の方が優れています。
本体寿命は、G5030の方が長いです。
コピー基本仕様 ~G5030はコピー機能がありません~
G5030 | G3360 | |
型式 | ー | フラットベッド型 |
センサータイプ | ー | CIS |
最大複写サイズ | ー | A4/レター |
使用可能用紙 | ー | 【サイズ】 A4、A5、A6、B5、レター、はがき、名刺、L判、2L判、KGサイズ、スクエア(127mm) 【紙種】 普通紙、キヤノン写真用紙・光沢 ゴールド、キヤノン写真用紙・微粒面光沢 ラスター、キヤノン写真用紙・絹目調、キヤノン写真用紙・光沢 スタンダード、マットフォトペーパー、インクジェット郵便はがき、インクジェット光沢郵便はがき、キヤノン写真はがき・光沢、キヤノン写真はがき・マット |
濃度調整 | ー | 9段階/オート(自動濃度調整) |
連続コピー枚数 | ー | 【モノクロ/カラー】 1~99枚 |
拡大/縮小 | ー | 【定型変倍】 はがき→A4(200%)、A5→A4(141%)、B5→A4(115%)、A4→B5(86%)、A4→A5(70%)、A4→はがき(47%) 【ズーム】 25% ~ 400%(1%刻み) 【自動変倍】 あり |
その他コピー機能 | ー | 4in1コピー、2in1コピー、フチなしコピー、枠消しコピー、IDカードコピー |
A4カラー文書の原稿台コピースピード (ISO/IEC 29183に基づく測定数値) | ー | 【普通紙カラー】 約23秒 |
G3360にはコピー機能がありますが、G5030にはありません。家でコピーもしたい方はG3360がおススメです。
スキャナー基本仕様 ~G5030にはスキャナーがありません~
G5030 | G3360 | |
最大原稿サイズ | ー | A4/レター |
解像度(dpi) | ー | 【光学解像度(主走査×副走査)】 600×1200 |
階調(入力/出力) | ー | 【グレースケール】 16 bit/8 bit 【カラー】 RGB各色16 bit/8 bit |
読み取り速度 | ー | 【グレースケール/モノクロ2値】 1.5msec/line(300dpi) 【カラー】 3.5msec/line(300dpi) |
スキャナードライバー | ー | TWAIN準拠/WIA |
G3360にはスキャナー機能がありますが、G5030にはありません。スキャナーとしての使用もお考えの方はG3360がおススメです。
コピーやスキャナーは必要ない、一度に大量の印刷をすることが多い方は本体寿命の長いG5030がおススメ
▼G5030がおススメな方▼
- コピーやスキャナー機能は必要ない
- 一度で大量に印刷を行う
- 印刷速度はできるだけ速い方が良い
- 本体寿命はできるだけ長いものが良い
- 両面印刷の頻度が多い
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コピーもスキャナーも使用する、日常の使用頻度も多い方はインクコストの安いG3360がおススメ
▼G3360がおススメな方▼
- コピーもスキャナーも必要
- 印刷速度はほどほどでよい
- 両面印刷は頻度が少なく、手差しで対応できる
- 消費電力は少しでもおさえたい
- インクコストはできるだけ安くしたい
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G5030とG3360の違いを5つの基本機能別に徹底比較&口コミリンク!Canonインクジェットプリンターまとめ
Canonインクジェットプリンター、G5030とG3360の違いを、5つの基本機能(サイズ・重量/印刷速度/解像度(画質)/静音性/印刷コスト)別+その他機能で詳しく比較紹介させていただきました。
結論。G5030とG3360の主な違いは10点。
- コピー機能 G5030:無し、G3360:有り
- スキャナー機能 G5030:無し、G3360:有り
- 印刷時の消費電力 G5030:21W、G3360:15W
- サイズは横幅・奥行き・高さそれぞれ違い、一長一短
- 重量 G5030:約6.5㎏、G3360:約6.4㎏
- 自動両面印刷 G5030:有り、G3360:無し
- 給紙方式 G5030:後トレイ/カセット、G3360:後トレイのみ
- 印刷速度はG5030の方が速い
- 本体寿命はG5030の方が長い
- インクコストはG3360の方が安い
まとめると、コピーやスキャナーは必要ない、一度に大量の印刷をすることが多い方は本体寿命の長いG5030、コピーもスキャナーも使用する、日常の使用頻度も多い方はインクコストの安いG3360がおススメです。
インクジェットプリンターの購入を検討中の方の参考になれば、幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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