CanonインクジェットプリンターTS3530とTS5430。同じインクジェット複合機であり、発売時期は3ヶ月違い、価格もそんなに差がないこの2機種について、今回、5つの基本機能(サイズ・重量/印刷速度/解像度(画質)/静音性/印刷コスト)別に違いを詳しく比較しました。
TS3530は2022年3月、TS5430は2021年12月に発売された、スペック違いの機種になります。
TS3530 | TS5430 | |
発売時期 | 2022年3月 | 2021年12月 |
価格帯 | 7,657円 | 12,309円 |
簡単にまとめると、初期費用とインクコストを抑えたい人はTS3530、印刷スピードや印刷種類が多い人はTS5430がおススメです。
以下、主な違い7点です。
- 給紙方式がTS3530は後トレイのみ、TS5430は後トレイとカセット
- 印刷スピードはTS5430の方が速い
- 印刷コストはTS3530の方が安い
- TS5430は自動両面印刷が可能
- TS5430の方がコピーの機能が充実している
- TS5430の方がスキャナーの解像度が高い
- カラーバリエーションはTS3530はブラック/ホワイト、TS5430はブラック/ホワイト/ピンク
▼TS3530がおススメな方▼
- 印刷スピードよりも、インクコスト重視
- コピー、スキャナーの使用頻度が少なく、機能にこだわらない
- 印刷する紙のサイズは1種類のみ
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▼TS5430がおススメな方▼
- インクコストよりも、印刷スピード重視
- コピー、スキャナーの画質にもこだわる
- 印刷する紙のサイズが2種類ある
- 名刺を印刷することがある
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それぞれの機能や特長を5つの基本機能(サイズ・重量/印刷速度/解像度(画質)/静音性/印刷コスト)別+その他機能で詳しく比較していますので、参考にしてください。
TS3530とTS5430の機能の違いを比較
サイズ・重量 ~給紙方式・給紙可能枚数が違う~
TS3530 | TS5430 | |
外形寸法 (横幅×奥行き×高さ) ※トレイ類/突起部を含まず | 約435×327×145(mm) | 約403×315×148(mm) |
給紙方式 | 後トレイ | 後トレイ/カセット |
給紙可能枚数 (最大積載枚数) | 【普通紙】 60枚 【郵便はがき】 20枚 | 【普通紙(後トレイ/カセット)】 100枚/100枚 【郵便はがき(後トレイ)】 40枚 |
質量 (プリントヘッド、インクタンクを含む) | 約4.0kg | 約6.3kg |
TS5430の方が、縦横は一回り小さいですが、高さは3㎜高いです。給紙方式に違いがあり、給紙可能枚数にも差があります。TS5430はコンパクトな上に、給紙可能枚数は多いです。逆にTS3530はカセット給紙が無い分軽いですね。
印刷速度 ~明確な違いアリ~
TS3530 | TS5430 | |
プリントヘッド ノズル数 | 【各色ノズル数】 C/M/Y×各320ノズル、顔料BK×320ノズル 【総ノズル数】 計1280ノズル | 【各色ノズル数】 C/M/Y×各384ノズル、顔料BK×640ノズル 【総ノズル数】 計1792ノズル |
L判フチなし写真(カラー) (1枚の印刷時間) | 【キヤノン写真用紙・光沢 ゴールド】 約52秒 | 【キヤノン写真用紙・光沢 ゴールド】 約36秒 |
A4普通紙 (ISO/IEC 24734に基づく測定数値) | 【カラー】 約4.0ipm 【モノクロ】 約7.7ipm | 【カラー】 約6.8ipm 【モノクロ】 約13.0ipm |
写真・普通紙印刷共に、TS5430が速い。ipmとは、1分間に印刷できる枚数のことで、TS5430の方が1分間に印刷できる枚数が多い=印刷スピードが速い ということになります。
解像度(画質) ~違い無し~
TS3530 | TS5430 | |
最高解像度(dpi) | 4800(横)×1200(縦) | 4800(横)×1200(縦) |
画質に関しては差はありません。
静音性 ~気になる程の差は無し~
TS3530 | TS5430 | |
稼働音 | 約48.0dB(A) | 約43.5dB(A) |
TS3530の方が、少し音は大きいですが、差はほぼありません。
印刷コスト ~2円/枚の違い~
TS3530 | TS5430 | |
インク | 4色 | 4色 |
対応インクタンク | 【大容量】 BC-366XL/BC-365XL 【標準容量】 BC-366/BC-365 | 【大容量】 BC-361XL/360XL 【標準容量】 BC-361/360 |
L判フチなし写真のインク・用紙合計コスト (税込) | 【写真用紙】 キヤノン写真用紙・光沢 ゴールド: 約27.0円(大容量)/約33.4円(標準容量) | 【写真用紙】 キヤノン写真用紙・光沢 ゴールド: 約29.0円(大容量)/約33.8円(標準容量) |
A4普通紙(カラー文書)のインクコスト(税込) | 【普通紙】 約17.6円(大容量)/約24.5円(標準容量) | 【普通紙】 約19.5円(大容量)/約26.2円(標準容量) |
印刷コストはTS3530の方が2円/枚程安いです。
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その他機能
その他機能面での違い部分と、コピー、スキャナーの基本仕様と違いについてです。
その他大きな違い ~自動両面プリント~
TS3530 | TS5430 | |
自動両面プリント可能用紙 | - | 普通紙(A4、A5、B5、レター) |
TS5430には、自動両面プリントが備わっています。
コピー基本仕様 ~濃度調整有無・両面コピーなどの違い~
TS3530 | TS5430 | |
最大複写サイズ | A4/レター | A4/レター |
使用可能用紙 | 【サイズ】 A4、A5、B5、レター、L判、2L判、KG、スクエア(127mmx127mm)、はがき 【紙種】 普通紙、キヤノン写真用紙・光沢 ゴールド、キヤノン写真用紙・光沢 スタンダード、インクジェット郵便はがき、インクジェット光沢郵便はがき、キヤノン写真はがき・光沢、キヤノン写真はがき・マット | 【サイズ】 A4、A5、B5、レター、L判、2L判、KG、はがき、名刺 【紙種】 普通紙、キヤノン写真用紙・光沢 プロ[クリスタルグレード]、キヤノン写真用紙・光沢 プロ[プラチナグレード]、キヤノン写真用紙・光沢 ゴールド、キヤノン写真用紙・微粒面光沢 ラスター、キヤノン写真用紙・絹目調、キヤノン写真用紙・光沢 スタンダード、マットフォトペーパー、インクジェット郵便はがき、インクジェット光沢郵便はがき、キヤノン写真はがき・光沢、キヤノン写真はがき・マット |
濃度調整 | ー | 9段階/オート(自動濃度調整) |
連続コピー枚数 | 【モノクロ/カラー】 1~20枚 | 【モノクロ/カラー】 1~99枚 |
拡大/縮小 | 【自動変倍】 あり | 【ズーム】 25% ~ 400%(1%刻み) 【自動変倍】 あり |
その他コピー機能 | フチなしコピー | 両面コピー(A4/レターサイズの普通紙のみ)、2in1コピー |
コピーに関しては、TS5430の方が性能が整っています。大きな違いは、濃度調整や拡大縮小機能、両面コピーといったところ。
スキャナー基本仕様 ~解像度に差があります~
TS3530 | TS5430 | |
型式 | フラットベッド型(原稿台のみ) | フラットベッド型(原稿台のみ) |
センサータイプ | CIS | CIS |
解像度(dpi) | 【光学解像度(主走査×副走査)】 600×1200 | 【光学解像度(主走査×副走査)】 1200×2400 |
階調(入力/出力) | 【グレースケール】 16bit/8bit 【カラー】 RGB各色16bit/8bit | 【グレースケール】 16bit/8bit 【カラー】 RGB各色16bit/8bit |
読み取り速度 | 【グレースケール/モノクロ2値】 1.5msec/line(300dpi) 【カラー】 3.5msec/line(300dpi) | 【グレースケール/モノクロ2値】 1.5msec/line(300dpi) 【カラー】 3.5msec/line(300dpi) |
最大原稿サイズ | 【原稿台】 A4/レター | 【原稿台】 A4/レター |
スキャナードライバー | TWAIN準拠/WIA(Windowsのみ) | TWAIN準拠/WIA(Windowsのみ) |
スキャナー仕様の違いは、解像度のみです。TS5430の方が高解像度!
初期費用とインクコストを抑えたい方はTS3530がおススメ
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- 印刷スピードよりも、インクコスト重視
- コピー、スキャナーの使用頻度が少なく、機能にこだわらない
- 印刷する紙のサイズは1種類のみ
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印刷スピードや印刷種類が多い方はTS5430がおススメ
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- インクコストよりも、印刷スピード重視
- コピー、スキャナーの画質にもこだわる
- 印刷する紙のサイズが2種類ある
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TS3530とTS5430の違いを5つの基本機能別に徹底比較!Canonインクジェットプリンターまとめ
Canonインクジェットプリンター、TS3530とTS5430の違いを、5つの基本機能(サイズ・重量/印刷速度/解像度(画質)/静音性/印刷コスト)別+その他機能で詳しく比較紹介させていただきました。
簡単にまとめると、初期費用とインクコストを抑えたい人はTS3530、印刷スピードや印刷種類が多い人はTS5430がおススメです。
インクジェットプリンターの購入を検討中の方の参考になれば、幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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