EPSONインクジェットプリンターEP-714AとEP-884A。同じインクジェット複合機であり、発売時期も同時期のこの2機種について、今回、5つの基本機能（サイズ・重量/印刷速度/解像度（画質）/使用電力/印刷コスト）別に違いを詳しく比較しました。
EP-714AとEP-884Aは共に、2022年2月に発売された、スペック違いの機種になります。
| EP-714A | EP-884A | |
| 発売時期 | 2022年2月 | 2022年2月 |
| 価格帯 | 18,500円 | 31,482円前後 |
簡単にまとめると、画質の差は無いものの、印刷速度や他機能の面で価格相応の差があります。予算の都合などで一般的機能範囲で良ければEP-714Aで十分。コピー／スキャナーも使用頻度が多い、印刷スピードも速い方が良いという人はEP-884Aがおススメです。
EP-714Aがおススメな方▼
- 予算が23,000円以下
- コピー／スキャナーの仕様頻度は少なめ（本体を直接操作することが少ない）
- 仕様電力をできるだけ抑えたい
- 印刷スピードの速さにこだわりはない
- 使用する用紙の入替が少ない
EP-714Aはこちら▼
ポチップ
EP-884Aがおススメな方▼
- 予算は35,000円以下
- 印刷スピードの速さにこだわる
- カード、名刺の印刷をする
- 2種類以上の用紙を頻繁に使う
- コピー／スキャナーなど、本体側で直接操作することが多い
- 赤いプリンターが欲しい
EP-884Aはこちら▼
ポチップ
それぞれの機能や特長を5つの基本機能（サイズ・重量/印刷速度/解像度（画質）/使用電力/印刷コスト）別＋その他機能で詳しく比較していますので、参考にしてください。
EP-714AとEP-884Aの機能の違いを比較
サイズ・重量
| EP-714A | EP-884A | |
| 外形寸法（幅×奥行×高さ）収納時 | 390×338×163(mm) | 349×340×142(mm) |
| 外形寸法（幅×奥行×高さ）使用時 | 390×504×163(mm) | 349×527×184(mm) |
| 給紙方式/給紙容量 | 【フロントトレイ】 A4：最大100枚(75g/㎡)、ハガキ：最大40枚 | 【フロントトレイ】 A4：最大100枚（75g/㎡）、ハガキ：最大60枚（上トレイ 最大20枚、下トレイ 最大40枚） 【リア（背面）トレイ】 手差し最大枚数1枚（最大サイズ A4、リーガル、最大紙厚 0.6mm） |
| 質量 （本体のみ） | 約5.9kg | 約6.8kg |
仕様の違いとして、給紙トレイがEP-714Aはフロントのみ、EP-844Aはフロント／リア（背面）と2つ備えています。その違いもあって、収納時はEP-714Aの方が大きいですが、使用時は給紙トレイとリアトレイの仕様により、EP-884Aの方がスペースをとります。本体重量もEP-844Aの方が機能面で多い分重いです。
印刷速度
| EP-714A | EP-884A | |
| 印刷速度（標準） | 約67秒（A4写真用紙 <光沢> ） 約17秒（L判・写真用紙 <光沢> ） | 約50秒（A4写真用紙<光沢>） 約13秒（L判 写真用紙 <光沢>） |
印刷速度はEP-844Aの方が速いです。
解像度（画質）
| EP-714A | EP-884A | |
| インク | 6色、染料、独立型インク | 6色、染料、独立型インク |
| 印刷方式/最高解像度 | MACH方式/5,760×1,440dpi | MACH方式/5,760×1,440dpi |
画質については、差はありません。
使用電力
| EP-714A | EP-884A | |
| 消費電力 | 約15W（スタンドアローンコピー時） | 約20W（スタンドアローンコピー時） |
| 電源電圧 | AC100V 50/60Hz | AC100V 50/60Hz |
EP-714Aの方が使用電力は少ないです。
印刷コスト
| EP-714A | EP-884A | |
| インク・用紙合計コスト（税込） | 約32.5円（L判・写真用紙 <光沢> ） | カメ®（増量）使用時：約22.7円 カメ®使用時：約29.2円 （L判・写真用紙<光沢> ） |
| A4カラー文書インクコスト（税込） | 約18.8円 | カメ®（増量）使用時：約13.2円 |
印刷コストはEP-884Aの方が◎。
その他機能
その他機能面での違い部分と、コピー、スキャナーの基本仕様と違いについてです。
その他大きな違い
| EP-714A | EP-884A | |
| 本体カラー | ホワイトのみ | ホワイト/ブラック/レッド |
| 両面印刷（自動） | － | 標準対応 |
| 用紙 | 【単票紙サイズ】 L判、2L判、KG、スクエア、ハイビジョン、六切、A6縦～A4縦、リーガル、レター 【単票紙厚さ】 普通紙/0.08～0.11mm、当社純正プリンター用紙/最大 0.30mm 【封筒】 洋形封筒1号～4号、長形封筒3号/4号 【ハガキ】 郵便ハガキ、郵便ハガキ（インクジェット紙）、郵便ハガキ（インクジェット写真用）、郵便往復ハガキ、純正ハガキ | 【単票紙サイズ】 カード、名刺、L判、2L判、KG、スクエア、ハイビジョン、六切、A6縦～A4縦、リーガル、レター 【単票紙厚さ】 普通紙/0.08～0.11ｍｍ、当社純正プリンター用紙/最大0.30ｍｍ、 手差し：最大0.6ｍｍ 【封筒】 洋形封筒1号～4号、長形封筒3号/4号 【ハガキ】 郵便ハガキ、郵便ハガキ（インクジェット紙）、郵便ハガキ（インクジェット写真用）、郵便往復ハガキ、純正ハガキ |
| Blu-ray™/DVD/CDプリントトレイ | フロントローディング方式（手差し) 12cmメディア対応 | フロントローディング方式（手差し) 12cmメディア対応 |
| 液晶モニター | 1.44型 | 4.3型ワイドタッチパネル |
他違うところは、本体カラーのバリエーションや両面印刷の有無といったところ。また、液晶モニターは大きさとタッチパネルタイプか否か。コピー作業など、本体を直接操作することが多い人はモニターが大きく、タッチパネル操作ができるEP-884Aがおススメでしょう。
コピー基本仕様
| EP-714A | EP-884A | |
| 最大原稿サイズ | A4 | A4 |
| コピーレイアウト | 標準、フチなし、2アップ、レーベルコピー | 片面→片面コピー時（標準、ID、リピート、見開き、フチなし、ミラー、2アップ） 片面→両面コピー時（標準、見開き、2アップ）、ディスクコピー |
| 固定倍率 | 等倍、オートフィット、A4→ハガキ、2L判→ハガキ、L判→ハガキ、L判→2L判、2L判→A4、ハガキ→A4、L判→A4、A4→B5、B5→A4、A5→A4、A4→A5 | 等倍、オートフィット、A4→ハガキ、2L判→ハガキ、L判→ハガキ、L判→2L判、2L判→A4、ハガキ→A4、L判→A4、A4→B5、B5→A4、A5→A4、A4→A5 |
| 任意倍率 | 25％～400％（1％刻みで設定可能） | 25％～400％（1％刻みで設定可能） |
| 濃度調整 | 9段階 | 9段階 |
| 対応用紙サイズ | L判、2L判、KG、六切、ハガキ、A6、B6、A5、B5、A4、洋形封筒1号～4号、長形封筒3号/4号、Blu-ray™/DVD/CD | カード、名刺、L判、2L判、KG、六切、ハガキ、A6、B6、A5、B5、A4、洋形封筒1号～4号、長形封筒3号/4号、Blu-ray™/DVD/CD |
| 連続コピー枚数 | 1～99枚 | 1～99枚 |
コピー機能の差は、EP-884Aの方が、片面→両面コピーがあり、またカード、名刺にも対応しています。
スキャナー基本仕様
| EP-714A | EP-884A | |
| 形式 | カラーイメージスキャナー | カラーイメージスキャナー |
| 走査方式 | 読み取りヘッド移動による原稿固定読み取り | 読み取りヘッド移動による原稿固定読み取り |
| センサー | CIS方式 | CIS方式 |
| 原稿サイズ | 【原稿台】 最大A4 | 【原稿台】 最大A4 |
| 最大有効領域 | 【原稿台】 216×297mm（8.5×11.7インチ） | 【原稿台】 216×297mm（8.5×11.7インチ） |
| 解像度 | 主走査1,200dpi/副走査：2,400dpi | 主走査1,200dpi/副走査：4,800dpi |
| 読み取り階調 | 【カラー】 48bit入力、24bit出力 【グレースケール】 16bit入力、8bit出力 【モノクロ】 16bit入力、1bit出力 | 【カラー】 48bit入力、24bit出力 【グレースケール】 16bit入力、8bit出力 【モノクロ】 16bit入力、1bit出力 |
| 光源 | LED | LED |
スキャナー機能は、解像度の面でEP-884Aの方が良いですが、通常使用する範囲ではそんなに差はないでしょう。
EP-714Aがおススメな方
- 予算が23,000円以下
- コピー／スキャナーの仕様頻度は少なめ（本体を直接操作することが少ない）
- 仕様電力をできるだけ抑えたい
- 印刷スピードの速さにこだわりはない
- 使用する用紙の入替が少ない
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EP-884Aがおススメな方
- 予算は35,000円以下
- 印刷スピードの速さにこだわる
- カード、名刺の印刷をする
- 2種類以上の用紙を頻繁に使う
- コピー／スキャナーなど、本体側で直接操作することが多い
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EP-714AとEP-884Aの違いを5つの基本機能別に徹底比較！EPSONインクジェットプリンターまとめ
EPSONインクジェットプリンター、EP-714AとEP-884Aの違いを、5つの基本機能（サイズ・重量/印刷速度/解像度（画質）/使用電力/印刷コスト）別＋その他機能で詳しく比較紹介させていただきました。
簡単にまとめると、画質の差は無いものの、印刷速度や他機能の面で価格相応の差があります。予算の都合などで一般的機能範囲で良ければEP-714Aで十分。コピー／スキャナーも使用頻度が多い、印刷スピードも速い方が良いという人はEP-884Aがおススメです。
インクジェットプリンターの購入を検討中の方の参考になれば、幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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