CanonインクジェットプリンターG3370とG6030。同じインクジェット複合機のこの2機種について、5つの基本機能(サイズ・重量/印刷速度/解像度(画質)/静音性/印刷コスト)別に違いを詳しく比較しました。
それぞれの発売時期と価格帯は以下の通りです。
G3370 | G6030 | |
本体写真 | ||
コンセプト | メンテナンスしやすく安心の使いやすさ。特大容量タンク搭載エントリー複合機。 | コストダウン&マルチニーズ。特大容量タンク搭載スタンダード複合機。 |
発売時期 | 2022年11月 | 2019年6月 |
価格帯 | 30,000円前後 | 33,500円前後 |
最初に結論。G3370とG6030の主な違いは11点。
- G3370の方がコンパクトで軽い
- A4普通紙モノクロ印刷が、G6030の方が少しだけ速い
- 印刷速度はG6030の方が速い
- 静音性 G3370の方が少し静か
- 印刷コストはG3370の方が少しだけお得
- 給紙方式 G3370:後トレイのみ、G6030:後トレイ+カセット
- 自動両面印刷 G3370:無し、G6030:有り
- 液晶モニター G3370:1.35型液晶、G6030:2行液晶
- 普通紙耐久枚数は、G6030の方が長い
- 消費電力は、コピー時はG6030の方が少なく、待機時はG3370の方が少ない
- コピー機能、スキャナー機能ともにG6030の方が優れている
まとめると、日頃の使用頻度が少なく、操作のしやすさにこだわる方はG3370、一度に大量の印刷を行う、両面印刷もコピーもスキャナーも多く使用する方はG6030がおススメです。
スペック比較と各機能別の着目ポイントを載せていますので、以下ご覧ください。
▼G3370がおススメな方▼
- できるだけコンパクトで軽いプリンタが欲しい
- 少しでも静かな機種が良い
- 印刷速度よりも本体の操作性重視
- 両面印刷の頻度が少なく、手差しで対応できる
- コピーやスキャナーはあまり使用しない
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▼G6030がおススメな方▼
- 操作性よりも、印刷スピード重視
- コピーもスキャナーもよく使う
- 両面印刷が多いので、自動両面印刷機能が欲しい
- 紙の補充は面倒なので、カセットに大量セットしておきたい
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それぞれの機能や特長を5つの基本機能(サイズ・重量/印刷速度/解像度(画質)/静音性/印刷コスト)別+その他機能で詳しく比較していますので、参考にしてください。
G3370とG6030の機能の違いを比較
サイズ・重量 ~G3370の方がコンパクトで軽い~
G3370 | G6030 | |
サイズ (横幅×奥行き×高さ) | 【外形寸法(収納時)】 約416×337×177(mm) 【排紙トレイ展開時サイズ】 約416×557×268(mm) | 【外形寸法(収納時)】 約403×369×195(mm) 【排紙トレイ展開時サイズ】 約403×671×306(mm) |
質量 (プリントヘッド、インクを含む) | 約6.0kg | 約8.1kg |
サイズはG6030の方が横幅は小さいですが、逆にG3370は廃止トレイ展開時サイズで奥行きが114㎜、高さが38㎜小さいです。全体的にG3370の方がコンパクトと言えるでしょう。また、重量はG3370の方が軽いです。
印刷速度 ~G6030の方が速い~
G3370 | G6030 | |
プリントヘッド | 【各色ノズル数】 C/M/Y×各384ノズル、顔料BK×640ノズル 【総ノズル数】 計1792ノズル | 【各色ノズル数】 C/M/Y×各384ノズル、顔料BK×640ノズル 【総ノズル数】 計1792ノズル |
A4普通紙 | 【カラー】 約6.0ipm 【モノクロ】 約11.0ipm | 【カラー】 約6.8ipm 【モノクロ】 約13.0ipm |
A4普通紙印刷が多い方はモノクロ/カラーともに印刷スピードが速いG6030がおススメです。
※ipmとは、1分間に何枚印刷できるかを表す単位です。A4普通紙モノクロで1分間にG3370は11枚、G6030は13枚印刷することができるということになります。
解像度(画質) ~違いはありません~
G3370 | G6030 | |
最高解像度(dpi) | 4800(横)×1200(縦) | 4800(横)×1200(縦) |
画質に関しては差はありません。
静音性 ~G3370の方が少し静か~
G3370 | G6030 | |
稼働音 | 約48.5dB(A) | 約50.5dB(A) |
G3370の方が稼働音は小さいですが、ほとんど差が無いと言ってよいレベルでしょう。
印刷コスト ~G3370の方が少しだけお得~
G3370 | G6030 | |
インク | 4色(特大容量タンク) | 4色(特大容量タンク) |
対応インクボトル | Gl-31PGBK/Gl-31C/Gl-31M/Gl-31Y | GI-30PGBK/GI-30C/GI-30M/GI-30Y |
A4普通紙のインクコスト(税込) | 【カラー】 約1.0円 【モノクロ】 約0.4円 | 【カラー】 約1.0円 【モノクロ】 約0.5円 |
インク代目安 | GI-31 4色セット (GI-31 BK/C/M/Y) 6,400円 | GI-30 4色セット (GI-30 BK/C/M/Y) 6,435円 |
インクコストとインク代でG3370の方が少しだけお得です。
▼ソフトでもインク節約設定できます▼
その他機能
その他機能面での違う部分と、コピー、スキャナーの基本仕様と違いについてです。
その他機能・仕様面 ~給紙方式・液晶パネル・耐久枚数などに違いがあります~
G3370 | G6030 | |
使用可能用紙サイズ | A4、A5、A6、B5、レター、リーガル、洋形封筒4号/6号、長形封筒3号/4号、商用10号封筒、DL封筒、はがき、郵便往復はがき、名刺、L判、KGサイズ、2L判、六切、スクエア(127mm・89mm)、ユーザー定義サイズ(幅 55mm~216mm、長さ 89mm~1200mm) | 【後トレイ】 A4、A5、B5、レター、リーガル、洋形封筒4号/6号、長形封筒3号/4号、商用10号封筒、DL封筒、はがき、郵便往復はがき、名刺、L判、KGサイズ、2L判、六切、スクエア(127mm)、スクエア(89mm)、ユーザー定義サイズ(幅 55mm~215.9mm、長さ 89mm~676mm) 【カセット】 A4、A5、B5、レター、ユーザー定義サイズ(幅 148mm~215.9mm、長さ 210mm~297mm) |
使用可能用紙種類 | 普通紙、光沢紙、マット紙、郵便はがき、インクジェット郵便はがき、インクジェット光沢郵便はがき、郵便往復はがき、当社純正はがき、封筒、シール紙 | 【後トレイ】 普通紙、光沢紙、マット紙、郵便はがき、インクジェット郵便はがき、インクジェット光沢郵便はがき、郵便往復はがき、当社純正はがき、封筒、シール紙 【カセット】 普通紙 |
マルチトレイプリント | 無 | 無 |
自動両面プリント可能用紙 | 無 | 有 |
プリント必要マージン (カット紙) | 【フチなしプリント時】 上下左右:0mm(対応用紙サイズ:A4・B5・はがき・名刺・レター・L判・2L判・KGサイズ・六切・スクエア(127mm・89mm)) 【通常時】 上端マージン:3mm、下端マージン:5mm、左右マージン:各3.4mm(レター・リーガルは左6.4mm、右6.3mm)、洋形封筒4号/6号・DL封筒・商用10号封筒は上端マージン:8mm、下端マージン:12.7mm、左右マージン:各3.4mm(長形封筒3号/4号は下5mm)、スクエア(127mm)は上下左右各6mm、スクエア(89mm)は上下左右各5mm | 【フチなしプリント時】 上下左右:0mm (対応用紙サイズ:A4・はがき・名刺・レター・L判・2L判・KGサイズ・六切・スクエア(127mm)・スクエア(89mm)) 【通常時】 上端:3mm、下端:5mm、左右:各3.4mm(レター・リーガルは左:6.4mm、右:6.3mm)、洋形封筒4号/6号・DL封筒・商用10号封筒は上端:8mm、下端:12.7mm、左右:各5.6mm(長形封筒3号/4号は下5mm)、スクエア(127mm)は上下左右6mm、スクエア(89mm)は上下左右5mm 【自動両面プリント時】 上端:5mm、下端:5mm、左右:各3.4mm(レター・リーガルは左6.4mm、右6.3mm) |
給紙方式 | 後トレイ | 後トレイ/カセット |
給紙可能枚数 (最大積載枚数) | 【普通紙】 100枚 【郵便はがき】 40枚 | 【普通紙】 後トレイ100枚/カセット250枚 【郵便はがき】 40枚(後トレイのみ) |
液晶モニター | 1.35型液晶 | 2行液晶 |
主な付属品 | セットアップ用インクボトル一式/セットアップCD-ROM/設置・基本操作マニュアル(紙) | セットアップ用インクボトル一式(BKは2本)/セットアップCD-ROM/設置・基本操作マニュアル(紙) |
消費電力 | 【コピー時(USB接続時)】 約16W 【待機時(USB接続時)】 約0.6W | 【コピー時(USB接続時)】 約15W 【待機時(USB接続時)】 約0.8W |
普通紙耐久枚数 | 【A4普通紙】 50,000枚 | 【A4普通紙】 60,000枚 |
大きく違うのが給紙方式です。G3370は後トレイのみですが、G6030はカセットが付いており、大量の用紙をセットしておけます。また、G6030は自動両面プリントにも対応。その他液晶モニターが異なります。消費電力はコピー時と待機時でそれぞれ一長一短あります。耐久面ではG6030の方が長持ちです。
コピー基本仕様 ~G6030の方が性能は上~
G3370 | G6030 | |
型式 | フラットベッド型 | フラットベッド型 |
センサータイプ | CIS | CIS |
最大複写サイズ | A4/レター | A4/レター |
使用可能用紙 | 【サイズ】 A4、A5、A6、B5、レター、はがき、名刺、L判、2L判、KGサイズ、スクエア(127mm) 【紙種】 普通紙、キヤノン写真用紙・光沢 ゴールド、キヤノン写真用紙・微粒面光沢 ラスター、キヤノン写真用紙・絹目調、キヤノン写真用紙・光沢 スタンダード、マットフォトペーパー、インクジェット郵便はがき、インクジェット光沢郵便はがき、キヤノン写真はがき・光沢、キヤノン写真はがき・マット | 【サイズ】 A4、A5、B5、レター、はがき、名刺、L判、2L判、KGサイズ 【紙種】 普通紙、キヤノン写真用紙・光沢プロ[プラチナグレード]、キヤノン写真用紙・光沢 ゴールド、キヤノン写真用紙・微粒面光沢 ラスター、キヤノン写真用紙・絹目調、キヤノン写真用紙・光沢 スタンダード、マットフォトペーパー、インクジェット郵便はがき、インクジェット光沢郵便はがき、キヤノン写真はがき・光沢、キヤノン写真はがき・マット |
濃度調整 | 9段階/オート(自動濃度調整) | 9段階/オート(自動濃度調整) |
連続コピー枚数 | 【モノクロ/カラー】 1~99枚 | 【モノクロ/カラー】 1~99枚 |
拡大/縮小 | 【定型変倍】 はがき→A4(200%)、A5→A4(141%)、B5→A4(115%)、A4→B5(86%)、A4→A5(70%)、A4→はがき(47%) 【ズーム】 25% ~ 400%(1%刻み) 【自動変倍】 あり | 【定型変倍】 はがき→A4(200%)、A5→A4(141%)、B5→A4(115%)、A4→B5(86%)、A4→A5(70%)、A4→はがき(47%) 【ズーム】 25% ~ 400%(1%刻み) 【自動変倍】 あり |
その他コピー機能 | 4in1/2in1コピー(A4/レターのみ)、フチなしコピー、枠消しコピー、IDカードコピー | 両面コピー(A4/レターの普通紙のみ)、4in1コピー、2in1コピー、フチなしコピー、枠消しコピー、IDカードコピー |
A4カラー文書の原稿台コピースピード (ISO/IEC 29183に基づく測定数値) | 【普通紙カラー】 約23秒 | 【普通紙カラー】 約20秒 |
G6030の方がコピー性能が優れています。使用可能用紙にキヤノン写真用紙・プラチナグレードが対応しており、両面コピーも可能。コピースピードも速いです。
スキャナー基本仕様 ~G6030の方が解像度が◎~
G3370 | G6030 | |
最大原稿サイズ | A4/レター | A4/レター |
解像度(dpi) | 【光学解像度(主走査×副走査)】 600×1200 | 【光学解像度(主走査×副走査)】 1200×2400 |
階調(入力/出力) | 【グレースケール】 16 bit/8 bit 【カラー】 RGB各色16 bit/8 bit | 【グレースケール】 16 bit/8 bit 【カラー】 RGB各色16 bit/8 bit |
読み取り速度 | 【グレースケール/モノクロ2値】 1.5msec/line(300dpi) 【カラー】 3.5msec/line(300dpi) | 【グレースケール/モノクロ2値】 1.5msec/line(300dpi) 【カラー】 3.5msec/line(300dpi) |
スキャナードライバー | TWAIN準拠/WIA | TWAIN準拠/WIA |
G6030の方が解像度が優れています。より鮮明な画質の読み込みができます。
日頃の使用頻度が少なく、操作のしやすさにこだわる方はG3370がおススメ
▼G3370がおススメな方▼
- できるだけコンパクトで軽いプリンタが欲しい
- 少しでも静かな機種が良い
- 印刷速度よりも本体の操作性重視
- 両面印刷の頻度が少なく、手差しで対応できる
- コピーやスキャナーはあまり使用しない
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一度に大量の印刷を行う、両面印刷もコピーもスキャナーも多く使用する方はG6030がおススメ
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- 操作性よりも、印刷スピード重視
- コピーもスキャナーもよく使う
- 両面印刷が多いので、自動両面印刷機能が欲しい
- 紙の補充は面倒なので、カセットに大量セットしておきたい
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G3370とG6030の違いを5つの基本機能別に徹底比較&口コミリンク!Canonインクジェットプリンターまとめ
Canonインクジェットプリンター、G3370とG6030の違いを、5つの基本機能(サイズ・重量/印刷速度/解像度(画質)/静音性/印刷コスト)別+その他機能で詳しく比較紹介させていただきました。
結論。G3370とG6030の主な違いは11点。
- G3370の方がコンパクトで軽い
- A4普通紙モノクロ印刷が、G6030の方が少しだけ速い
- 印刷速度はG6030の方が速い
- 静音性 G3370の方が少し静か
- 印刷コストはG3370の方が少しだけお得
- 給紙方式 G3370:後トレイのみ、G6030:後トレイ+カセット
- 自動両面印刷 G3370:無し、G6030:有り
- 液晶モニター G3370:1.35型液晶、G6030:2行液晶
- 普通紙耐久枚数は、G6030の方が長い
- 消費電力は、コピー時はG6030の方が少なく、待機時はG3370の方が少ない
- コピー機能、スキャナー機能ともにG6030の方が優れている
まとめると、日頃の使用頻度が少なく、操作のしやすさにこだわる方はG3370、一度に大量の印刷を行う、両面印刷もコピーもスキャナーも多く使用する方はG6030がおススメです。
インクジェットプリンターの購入を検討中の方の参考になれば、幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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